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卵を抱えている雌のワタリガニの方が、ただの雄よりも値打ちものです。胸の身の部位やミソの部分にあたっては、雄と雌に特に違いはないですが、卵は上質で甘みがあります。

雌のワタリガニは、冬期~春期のあいだには生殖腺が発達して、腹にたまごを保持します。口触りの良いたまごも召し上がる事が出来る豊潤なメスは誠にデリシャスです。
浜茹での濃厚な身の花咲ガニは解凍したものに二杯酢をつけていただくのは間違いなくおいしいです。でなければ自然解凍をして、軽く焼いて食するのも格別です。
短足でもワイドなその体にはしっかりと身の詰まった獲れたての花咲ガニ、その食べ応えは格別です。特別なカニなので通販でお取り寄せする際は、他のものの価格より高額になります。
おいしいズワイガニは11年経つと、いよいよ漁獲可能なボリュームに育つことになります。それを事由に漁獲高が減ってきて、資源を保護することを目標に海域によって別種の漁業制限があるそうです。
根室が産地として名高いあの花咲ガニというのは、道東地方を主に棲息していて、日本全国でも相当ファンがいる蟹です。濃く深い味覚を特徴とし、水揚直後に茹でられた引き締まった身がたまりません。